〈メッセージ〉 現在では、権利意識を持つ人が増え、裁判などの手続も以前より身近なものになりつつあります。裁判は自分には関係ないと言える時代ではなくなってきております。裁判の経験がなかったとしてもそれはたまたまと考えた方がよいかもしれません。 そもそも、訴えられ、裁判をするだけでも大きな負担となり、裁判で敗訴すればその負担はさらに大きなものとなります。そこで、まずは裁判にされない予防策をしておくこと、仮に裁判になっても責任を問われない体制を整えておく事が重要なのです。問題が起きてからではなく、問題が起きる前から問題が起きない対策をしておきましょう。●プロフィール 1969年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業~専門学校講師などを経て弁護士登録。2010年愛知県名古屋市において井口総合法律事務所開設。愛知県弁護士会、労働審判特別委員会委員、倒産法委員会委員、高齢者・障害者総合支援センター運営委員会委員、公益財団法人交通事故相談センター愛知県支部委員会委員等。